(釧路新聞へ掲載)


わんわん思いやり教室

昨年より当会では子供たちに命の大切さを伝える
『わんわん思いやり教室』(動物愛護教室)を行っています。

内容はどんなことをしたら犬が嫌がるかなど、しぐさや顔の表情で
犬の気持ちを理解してもらうことから、他人や弱い立場のものを
思いやれる心を養ってほしいと願っています。

私も犬を見るとつい頭を撫でますが、初対面の犬に触る時は
●飼い主さんの了解を得てから、握った手(ジャンケンのグー)を犬の鼻の下に持っていきます。
●その手をクンクンと嗅いでくれたら、犬の挨拶のしるしなので、優しく撫でてあげて下さい。
●また、犬は嬉しい時に尻尾をふると思われていますが、怒っている時も尻尾をふりますので、
顔の表情を見たり気をつけて接してください。

先日、5月5日の子供の日フェスティバルにしおんの会も参加し、
わんわん思いやり教室やお散歩体験などをしましたが、
元保護犬だったメンバーの愛犬達が大活躍し、とても楽しいイベントとなりました。

私事ですが、3月に不慮の事故で愛犬ユウヒを亡くした悲しみから立ち直れず、
このイベントが終わったら代表を休ませて貰おうと思っていました。
色々と悩み苦しんでいた時に、ペットロス心理療法士という仕事を知り、
どのようにケアしていくのか、今自分が一番必要としていると思い、
通信講座で勉強する事にしました。テキストが届いたその日、夢中で読んでいくと、
『人間は「〜しなければならない」、「〜すべきだ」と考えてしまうけれども、
「〜した方が良いけれども〜」という考えを持つことによって、ものの見方が広がる』
という一文に出合い、その時に胸の中で何かがストンと落ちました。

「ユウヒの事で辛くても代表だから頑張ってやらなければならない。」
との思いが自身を抑圧し、心身共に疲れていましたが、
「本当は休んだ方が良いけれども、無理せずゆっくり続けていこう。」と考えると、
気持ちが楽になり休まず活動を続けています。

ユウヒと、先に逝ったアインシュタインに感謝しながら…。

6月1日記

  ドッグレスキューしおんの会 代表・福澤