(釧路新聞へ掲載)

『釧路保健所収容・ホームページ未掲載の老犬について』


  飼い主が持ち込んだ15才の老犬(メス)のことで、釧路振興局動物管理担当の方から当会にメールが届きました。
  何とか命を助けたいという気持ちがひしひしと伝わり、行政の方も私達と同じ思いなのだと知り感動しました。
  内容をそのままに書かせて頂きます。

 『譲渡不適として、ホームページに掲載されていない犬について情報提供させて頂きます。
 11月20日に飼主さんの都合により収容された雑種のメス(15歳)です。
 収容当初は人を見ると吠え、さらに近づくと逃げ、無理に触ろうとすると噛み付く可能性があるとの事で、
 保健所職員は誰も触れない状況でした。
 知らない人を警戒する防衛的な行動と思われますが、思わぬ事故が起きる可能性が否定できないため、
一般への譲渡は見合わせました。
 このような子であることを承知のうえで、時間をかけてつきあって頂ける、また、それだけの経験と意志のある方
(または団体)がいらしたら、ぜひ新しい家族になって頂きたいと願っておりました。
 なお、現在は毎日世話をする職員には、かなり馴れてきたとも聞いております。
 保健所の収容犬が現在飽和状態なので、あとどれぐらい預かっていられるかわからない状況下ではありますが、
ぜひ情報の拡散についてお力添えいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。』

 容易に触ることができない犬などは、譲渡対象外としてホームページに掲載される事なく殺処分されることが多いの
ですが、定められた収容期間を延ばし命を繋いで下さっています。
 臆病な性格のため警戒心が強くなっていると思いますが、愛情を持ち時間をかけてあげれば必ず馴れてくれます。
 一人一人の行動がこの子の命を繋いでくれることを信じ、どうぞ皆さま、情報のシェアや拡散をお願いいたします!

連絡先:釧路総合振興局保健環境部環境生活課
電 話 0154−43−9155

残り少ないであろうこの子の犬生が、最後まで幸せに輝きますように、心から祈ります。

記 12月17日 ドッグレスキューしおんの会・代表 福澤